ぎっくり腰は一般的に「重たい物を持ち上げたときになってしまう」と思っている方が多いようですが、実際は日常のふとした動作によってなることが多くあります。
ぎっくり腰は、いきなり腰を痛めるだけではなく、全身の筋肉の疲労が原因の場合もあります。
筋肉は筋膜により全身つながっています。
普段の姿勢の悪さや繰り返しの動作で疲労して硬くなった筋肉が体の土台である骨盤周りの腰の筋肉に負担がかかり、無理な姿勢をしたり、大きなくしゃみなどがきっかけでぎっくり腰になることがあります。

ぎっくり腰の施術方法

①原因となる箇所を調べます。
痛みの確認:じっとしていても痛いのか、どの動作が痛いのかをしっかりと調べます。
痺れの確認:腰部椎間板ヘルニアの神経検査により、痛みの原因がヘルニアによるものかを調べます。
以上の検査・問診にもとづき、行う施術を説明します。
ヘルニアの疑いがある場合やレントゲン等の検査をご希望の場合は整形外科をご紹介致します。

②施術
ぎっくり腰の初期症状は、筋肉の強い炎症と痛みがあるのでアイシングをして患部を冷やして痛みを抑えます。
患部の周りの硬くなっている筋肉を手技で緩め、腰の負担を減らします。
-患部の痛みと緊張が強い場合
アイシングとハイボルテージ治療・コルセットで腰部を固定します。

③施術計画の説明
痛みが何日後で軽減してくるか、通院間隔と施術計画を説明します。
また、問診時に伺った患者さんの職業、ライフスタイルに合わせた腰痛改善方法についてもアドバイスを行います。

ハイボルテージ治療とは

高電圧電流を用いる鎮痛効果の非常に高い治療法で、電流刺激を皮膚抵抗を抑え、深部組織まで到達させ、患部の炎症の抑制、治癒力を促進させる治療法です。


ハイボルテージ治療の適応症状
●捻挫・打撲・肉離れなどの早期回復
●交通事故などによる首のむち打ち症
●ぎっくり腰などの急性腰痛
●慢性的な痛み